筑波大学整形外科のリハビリテーション部グループを紹介しております。スポーツ医学・機能再建を中心とした幅広い研究を行っています。

診療グループ

リハビリテーション部

リハビリテーション医学は、疾患や外傷にともない生じる心身の変化をサポートする医学です。刻々と変わりうる症状に応じたアプローチ、予後の予測、復学復職を含めたゴールの設定など、一人一人の患者に対する包括的なアプローチを行うことが特徴です。

そのためチームの役割が大きく、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、看護師といった多専門職によるアプローチとなります。リハビリテーション科医師は、現状の把握、リスクの評価を行い、環境を踏まえたリハビリテーション処方をします。各専門職がどのようなアプローチを行っているかを把握しつつ、必要に応じて軌道修正をし、ゴールへガイドしていく力が求められます。

当院では、国公立で最大の50名を超えるリハビリテーションスタッフからなるリハビリテーション部として活動しています。

リハビリテーション医の養成は、筑波大学附属病院後期研修として行っており、リハビリテーション医学会専門医の取得を目標の一つとしております。 リハビリテーション医学ガイド(PDF)

診療内容としては、嚥下障害をきたす患者に対する、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査を含めた評価及び嚥下指導・訓練、痙縮患者に対するボトックス治療および可動域訓練、バイパス術や弁置換術の前後に行う心臓リハビリテーション、深部静脈血栓症予防の下肢自動運動指導、切断患者・麻痺患者に対する義肢装具療法、糖尿病疾患や骨関節疾患に伴う平衡障害に対する重心動揺検査および指導、また筑波大学で開発をされたロボットスーツHALを用いた臨床研究などを行っております。
2019 年茨城国体、2020東京パラリンピックを見据えた障害者スポーツサポートにもかかわっております。

診療内容は多岐にわたります。
患者の生活再建をサポートすることが、リハビリテーション医学の目的でもあります。

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