筑波大学整形外科の再生医療グループを紹介しております。スポーツ医学・機能再建を中心とした幅広い研究を行っています。

診療グループ

再生医療

2014年12月1日、山崎正志教授のご尽力により運動器再生医療学寄附講座が開設されました。これまで行ってきた“骨髄血”、“末梢血”を用いた運動器再生医療を推進するとともに、“ロボットスーツHAL”を用いた運動器機能回復治療という新たな研究プロジェクトがスタートしました。

臨床医として日々の診療のなかで思い浮かぶ疑問(クリニカル・クエスチョン)を科学的な手法を用いて解決すべく基礎・臨床研究に取り組んでいます。

医学、医療の発展に貢献できるよう、思考(信念)し行動(情熱)し継続(ときに忍耐)していく所存です。

【2015年以降に発表した代表的な学術論文】
A. HAL(hybrid assistive limb: ロボットスーツHAL®)
1. Yoshioka T, Sugaya H, Kubota S, Yamazaki M., et al
Knee-extension training with a single-joint hybrid assistive limb during the early postoperative period after total knee arthroplasty in a patient with osteoarthritis.
Case Rep Orthop. 2016; doi: 10.1155/2016/9610745.
2. 久保田茂希、山崎正志 ほか
圧迫性脊髄症の術後急性期および慢性期におけるロボットスーツHALを用いた機能回復治療-医師主導型自主臨床試験
脊椎脊髄ジャーナル 29(7):715-722, 2016

B. CABMAT(concentrated autologous bone marrow aspirate transplantation: 濃縮自家骨髄血移植術)
1. Sugaya H, Mishima H, Yoshioka T, Yamazaki M., et al.Fate of bone marrow mesenchymal stromal cells following autologous transplantation in a rabbit model of osteonecrosis.Cytotherapy. 2016 Feb;18(2):198-204.
2.吉岡友和、三島初、菅谷久、山崎正志 ほか
大腿骨頭壊死症に対する骨頭温存手術-日本における細胞移植医療の現状と課題-
別冊整形外科68「整形外科領域における移植医療」南江堂:17-23, 2015

C. PRP(platelet-rich plasma: 多血小板血漿)
1. 吉岡友和、谷口悠、菅谷久、山崎正志 ほか
膝OAに対する多血小板血漿関節内注射
整形・災害外科, 59 (9): 1189-1195, 2016
2. 吉岡友和、山崎正志 ほか
変形性膝関節症に対する多血小板血漿関節内注射治療
別冊整形外科67 「変形性膝関節症の診断と治療」:206-210, 2015

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