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ISSLS 2026

ISSLS 2026参加報告

2026年511日~15日に南アフリカ・Cape Townで開催されたISSLS/SASS Annual Meeting 2026International Society for the Study of the Lumbar Spine / South African Spine Society Annual Meeting)に参加いたしました。ISSLSは腰椎疾患・脊椎疾患研究に関する国際学会であり、本年は南アフリカ脊椎学会(SASS)との合同開催として行われました。

筑波大学関連からは、関連病院である総合守谷第一病院の椎名逸雄先生、高橋宏(筑波大学整形外科)の2名が参加しました。Cape Townは日本から非常に遠方であり、移動だけでも長時間を要する学会参加となりましたが、世界各国から多くの脊椎外科医・研究者が集まり、活発な議論が行われていました。

まず、総合守谷第一病院の椎名逸雄先生は、
“Advantages of vertebroplasty combined with posterior fixation using cement augmented pedicle screw for unstable osteoporotic vertebral fractures”
をポスター発表されました。本研究では、不安定性を伴う骨粗鬆症性椎体骨折に対する、セメント補強スクリューを用いた後方固定術と椎体形成術を組み合わせた治療法の有用性について報告されました。

続いて、高橋は、
“Clinical and Radiographic Characteristics of Inflammatory Back Pain in Spondyloarthritis: A Comparative Analysis with Lumbar Disc Herniation”
をポスター発表いたしました。本研究では、脊椎関節炎に伴う炎症性腰痛について、腰椎椎間板ヘルニアとの比較を通じて、その臨床的・画像的特徴を検討いたしました。

本学会では、低侵襲脊椎手術、AIを活用した脊椎診療、慢性腰痛の病態解析、脊柱変形、椎間板変性の基礎研究など、幅広いテーマについて発表が行われていました。特にAIや画像解析技術を応用した研究発表が多く、今後の脊椎診療の発展を感じさせる内容でした。

Cape Townはテーブルマウンテンをはじめとする雄大な自然景観でも知られており、学会期間中には南アフリカならではの文化や風景に触れる貴重な機会ともなりました。

最後に、学会参加期間中に筑波大学および関連施設で診療・研究体制を支えてくださった脊椎班スタッフの皆様に深謝申し上げます。

文責:高橋宏

 

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