Spine Week Japan 2025 報告
学会報告
10月30日から11月1日に千葉県千葉市幕張メッセにて開催された、Spine Week Japan 2025(以下SWJ2025)に参加したため、ご報告いたします。
SWJは脊椎関連7学会(日本側彎症学会<JSS>、日本脊椎インストゥルメンテーション学会<JSIS>、日本低侵襲脊椎外科学会学術集会<JASMISS>、最小侵襲脊椎治療学会<MIST学会>、日本成人脊柱変形学会<JSASD>、日本脊椎前方側方侵入手術学会<JALAS>、BioSpine Japan 研究会)が一堂に会する合同学会で、今回は記念すべき第1回目となります。
JSISのKumu-Cloward lectureとしていちはら病院の山崎正志先生が「私が経験してきた脊椎外科–先輩からの教え・後輩に伝えたいこと–」と題し、これまでの多方面における経験やご活躍、そして未来に向けたとても力強いメッセージを込めたご発表をされました。(写真1)
また、筑波大学及び関連施設として國府田正雄先生、朝田智之先生、小方陽介先生がシンポジウムで計4演題の発表があった他、パネルディスカッションや主題をはじめとして同門から計32演題と大変多くの発表があり、座長についても5名の先生が務められました。
特に、JSSの最優秀演題賞に坂下孝太郎先生の「思春期特発性側弯症に対する装具治療中のQOL変化に影響を与える因子の検討」が選ばれ、全体懇親会にて表彰されました。(写真2,3)
合同学会ということもあり、さまざまな視点を持った脊椎外科医が集うことで、大変活発な議論の数々が行われていました。自身の常識を前向きに見直すことができ、とても充実した3日間でした。
学会参加に際して、ご協力いただいた各施設関係者の方々に感謝申し上げます。
文責:筑波大学附属病院 長澤圭吾






