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第9回 つくば膝関節アカデミー 開催報告

9回 つくば膝関節アカデミー 開催報告

202528日、「第9回 つくば膝関節アカデミー」を開催しました。

 

開会に先立ち、いちはら病院の渡辺新先生、谷口悠先生、佐藤祐希先生を講師に迎え、「TKAUKA、関節鏡の基本手技」に関するハンズオンセミナーを実施しました。若手レジデントの先生方を中心にご参加いただき、普段馴染みのあるTKAの理解を深めるとともに、経験する機会が少ないUKAや関節鏡デバイスの使用方法について学ぶ貴重な機会となりました。

 

レジデントレクチャーでは、茨城県立医療大学附属病院 副病院長の六崎裕高先生が座長を務め、「つくば膝診勉強会で学ばせていただいた18年」というテーマで、小松整形外科 副病院長の星忠行先生にご講演いただきました。星先生は、日頃から貴重な症例を共有してくださっており、今回は関節内血腫に関連する症例を、豊富なご経験を交えてご紹介いただきました。

 

特別講演では、星先生が座長を務め、「膝蓋大腿関節から考える膝関節温存治療」というテーマで、大阪医科薬科大学 整形外科教授の大槻周平先生にご講演いただきました。膝蓋大腿関節症に対する人工関節や関節形成術について、手術画像を交えながら詳しく解説していただきました。この分野に精通した先生は多くないため、講演後も活発な議論が交わされました。

 

膝関節について多くの学びを得ることができた充実した半日となりました。

来年も同時期に開催を予定しておりますので、多くの先生方のご参加をお待ちしております。

 

文責:大学院2年 堤亮介

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